タレパン加工(1)
ターレットパンチプレス(以下タレパン)は板を打ち抜き加工する 機械です。プログラムに
よって金型選択と打ち抜き位置を制御して製品のブランク(曲げる前のプレス加工品)を作る
機械です。
先日取引先の方とお話していて、「いまさら聞きにくいけど、タレパン加工ってどんな感じで
行われているか見た事がないので実はよくわからない」とおっしゃっていました。
複数の金型を使うとか多数個取りとかピンと来ない方も多いようです。
確かに「いまさら」ではありますが、板金加工の中核となるタレパン加工について何度かに
分けて解説をしたいと思います。今回はタレパン加工の概要です。
まず、材料を機械にセットします。
ボタンを押してプログラムを動かすと機械が動き出し、打ち抜きが始まります。
加工が終了するとはじめの位置に戻ってきます。
プラモデルのように部品が枠部分にくっついていますので、これをばらします。
設計変更で穴の位置を変える等の事案が発生しても、プログラムの変更で対処できます。
弊社の機械は、鉄系で板厚0.3mm~3.2mm、サイズは1200mm×900mmくらいの大きさ
まで加工可能です。