レーザー加工

弊社のレーザー加工機は出力が50Wと小さいのですが、100段階の出力設定、1000段階のビームのパルス発振数、
100段階のパスの移動速度等、かなり細かく設定できるので素材に適した加工を行う事ができます。

出力設定
ビームのパワーを設定します。強いほど深く切り込めますが溶けやすい素材は幅方向にも溶ける為寸法精度の
注意が必要です。素材によっては弱い設定で2回パスを通して切る事もします。

パルス発振数
加工しているところを見てもわかりませんが、ビームはミシンのように点を打ちながら進んでいます。
発振数が多いとビームの点の間隔が狭くなり切断面がなめらかになります。燃えやすい素材は発振数を抑えめに
設定しないと炎があがりレンズにダメージを与えます。

パスの移動速度
機械の駆動系の特性上移動速度は遅い方が位置精度がよくなります。細い文字彫刻で比べると一目瞭然です。
とは言え必要な品質を確保しつつ、コストの観点から短時間の加工を心がけています。

写真は2mmのアクリル板の加工です。(機械を途中で止めて撮影)
加工経験のない素材は設定を探す事から仕事が始まりますが、樹脂各種、ゴム、厚紙、皮革、ステンレス彫刻等、
最近はデータもたくさん蓄積されてきました。

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